「普通」

風はほのかに
団らんの香りを
運んでくる
街路灯がまたたく中を
一人
泣きむせびながら
歩く
帰る家があるから
まだいいのかもしれない
でも
普通にすごすことが
こんなに難しいとは
知らなかった

                 (2004.12.22)